補修されたコンクリート構造物に対して,補修効果などを検証するための調査が行われますが,その評価手法に関しては,十分に確立していない点も多くあります。今回,塩害対策として表面被覆をされたコンクリート構造物に対して,コアを採取てて塩化物イオン濃度を測定した場合,構造物の一生の中で,塩化物イオンがどのように変化するかを追跡できるマクロを提供しました。「(11) 被覆されたコンクリートの塩分調査結果より塩害耐久性を評価する」です。実務で役に立つ手法と思います。
今後は,断面修復が行われた場合の,塩化物イオン濃度の評価手法などについてもリリースする予定です。